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2011年12月02日(金)更新

会社もGNH思考が大切では?




先日来日されたブータン国王の演説に感動して、関連する記事や本を読んだりしていて思うところを書いてみます。

ブータンは国王の穏やかな演説とは裏腹に、20世紀後半まで、戦争や暗殺、反政府運動などが続いていたようである。

が、それが逆に、GNH(国民総幸福)という発想を生み出したのだろう。


GDP(国内総生産)から、GNH(国民総幸福)へ舵を切り、現在では国民の97%が「幸福」と答える、見事なGNH大国となったブータンは本当に凄いと思う。

確かに人口67万人と、滋賀県よりも人口が少ない国ではありますが、国家として資本主義経済の世界で成し遂げられた意義は大きいと思います。


これを会社経営に置き換えても、学ぶところは大きいと素直に思います。

 売上至上主義
 利益至上主義
 拝金主義


確かに、資本主義経済の中で会社経営を継続していくには、売上、利益は必須です。

ですから、無駄を省き、生産性を上げて仕事をすることは大切なことですが、それが行き過ぎてはいないか、と振り返ってみることも大切な時期に来ているように思います。


 何のために会社を経営しているのか?

 何のために働くのか?
 何のために生きるのか?


と、深く深く常に自分に問い、考えることが大切だと思う。


 「関わるすべての人の幸福を追求する。」


これが、会社経営の真の目的ではないだろうか?

生産性、売上、利益はその目的追求のための手段ではないでしょうか?



人それぞれに「幸福」の捉え方は違います。

だから、難しい。

だから、面白い!



皆さん、人生にも会社経営にもGNH思考を取り入れてみませんか?


最後までお読み頂きありがとうございます。





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