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2011年09月29日(木)更新

働く喜びを!

昨夜、柏崎のホテルで生活保護を取り上げているテレビ番組を観た。

生活保護制度は昭和25年に始まり、当時は戦後の混乱期で受給者は200万人。
その後高度成長期に入って、どんどん受給者は減少していったが、2008年のリーマンショック以降急増し現在は再び200万人を突破した。その受給金額は年間総額で3兆4000万円ととんでもない金額になる。

さらに驚いたのは、生活保護を貰ったほうが、最低賃金でフルタイム働く給料より多い地域もあるという。

もちろん、働くことが出来ずどうしても生活保護が必要な方にはセーフティネットとしてとても大切な制度ではある。
でも、働ける若者をはじめ働けるのに働く意欲を失い生活保護を受け続けるケースが増えているという。


この事を知ったからといって、生活保護制度についてどうこう言うつもりはない。


ただ、戦わない経営を実践する経営者としては非常に考えさせられた。

 働くとは?
 仕事とは?
 お金とは?

生活保護受給額:月額12万円
最低賃金フルタイム給料:月額12万円

と、同じであったとしても、そのお金の価値は全く違うと思う。

働くとは、”傍を楽にすることだし、人のお役に立ち喜ばれることは人間にとっての最高の喜びを与えてくれるものだと信じている。

しかし現実に働く意欲を失い、働く喜び幸せを味わえない人生を選んでいる人が増えている。

これは、雇用する側も働く場を求める人も共にもう少し受け入れる意識を強めていく必要があるのではないかと感じた。

どちらもが、選びすぎではないかと。


 即戦力を雇用したい
 新卒採用にこだわる
 スキルの高い人を雇用したい
 ・・・


 好き嫌いで仕事を選ぶ
 今までのスキルにこだわって仕事を選ぶ
 会社の規模や待遇で仕事を選ぶ
 ・・・

もちろん、どちらの言い分も間違ってはいないし大切なことでもあるが、もう少しお互いがお互いを受けいれ歩み寄って

共に働く喜び働く幸せを感じ味わい、人間にとっての最高の喜びを享受していきたいと願う。

ちっぽけな会社の経営者ではありますが、今迄以上に社員を大切にし、出来る限り雇用を増やしていけるように”働こう(傍楽う)”と気持ちが引き締まりました。


みなさん、どのようにお感じになりましたか?



最後までお読み頂き、ありがとうございました!








 
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