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2012年01月11日(水)更新

2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!





昨日は、立教大学教授で、日本を代表する経済学者であります、山口義行さんのお話を、「スモールサン・ゼミOSAKA」で訊いてきました。


スモールサンは、山口先生が主催する中小企業支援のネットワークです。


山口先生のお話を訊かせて頂くのはこれで4回目になりますが、いつも中小企業経営者向けに、世界経済の動向、それに影響を受ける日本経済の状況から、私たち経営者が何をしていけば良いのか?のヒントがたくさんあって、いつも楽しみにしています。


さらに、今回は年初ということもあって、とても示唆にとんだお話しを伺うことが出来た。
ありがとうございます。


【2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!】

2012年をひもとくキーワードは2つ。

バブルレスエコノミー(バブルなき経済)と、ソブリン不況(国が経済に冷水を浴びせる)。

1)バブルレスエコノミー

世界のどこかでバブルが起きて、それを拠り所に、先進国の経済成長を生み出してきた25年。

1980年代の日本の株式バブルや不動産バブルから始まって、アメリカのITバブル、住宅バブル。はたまた中国をはじめとする新興国のバブルが、次々に起ってきたが、ついに、リーマンショックが「バブルリレー」に終止符を打つ。

以降4年間世界中のどこにもバブルが起きていない状況が続いている。2012年もバブルが発生する見込みがない。

このような、5年以上バブルが起きないのは、まさに、バブルなき低成長時代、「未体験ゾーン」である。

先進国の経済成長を生み出す要因がなくなっているのである。


さらに・・・

2)ソブリン不況

国が経済に冷水を浴びせる未体験ゾーン。

バブルがなくなり、資金の投機先を失った、アメリカを中心とした世界の投機筋が、国債の空売りやCDSを投機の対象にしてきていることから、ギリシャやイタリアの問題を発生させている。

この投機筋に狙われるを恐れて、増税と緊縮経済により、国家が経済に冷水を浴びせる「未体験ゾーン」へ突入した。


というような、2012年も経済的には閉塞状況が続く、あまり明るくないお話しであったのですが、私的にはこういう状況においての、中小企業あり方、取り組むべき道筋をお訊きしたところ、

またまたワクワクしてしまいました




山口先生曰く・・・

 「中小企業は地道に、市場創造、市場開拓しかない。」


 ・自社の”売り”が何かを客観的に分析し
 ・伝えるマーケティングを実践する。
 ・さらに、中小企業は連携を重視せよ!


であった。


これは、私たち株式会社創が、WEBマーケティングによって、中小製造業さんや中小企業さんへ、提供しようとしているサービスの本質であります。

今まで取り組んできたこと、これからさらに力を入れていこうとしている事へ、最高のエールを頂けたようで、とても嬉しく、また、やる気と共に、ワクワクとした気持ちにさせていただきました。

山口先生、スモールサン・ゼミOSAKAの皆さん、ありがとうございました!



皆さん、市場創造に取り組んでいますか?


最後までお読み頂きありがとうございます。