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2012年05月24日(木)更新

怒らないWEBマーケティング?!

怒らないこと 2―役立つ初期仏教法話〈11〉 (サンガ新書)

昨日の記事「怒らせる人なんていないんだよなぁ。」の反響が良かったので、
調子に乗って、怒らないことの大切さをWEBマーケティングに絡めて書いてみます(^^)


WEB、特に今伸び盛りのソーシャルメディア「twitter・fasebookなど」では
”怒らないこと”がとても大切になります。

なぜなら、ソーシャルメディアは「良き仲間つくりの場」だからです。

自社や自分の商売や仕事にインターネットを効果的に活用していくための
WEBマーケティングもソーシャルメディアを避けては通れない状況に
確実になってきています。

つまり、”ソーシャルメディア=良き仲間つくりの場”ですから
商売や仕事の話しの前に、必ず前提として、良き人間関係を築くことが
必要になります。


となると、”怒っている人”とはどう考えても良い人間関係はつくれません。
良い人間関係ができませんから当然、商売も仕事も成り立ちません。


こんなふうに書きますと、fasebookでそんなに怒ってばっかりの人なんて
見かけませんよ?

という疑問をお持ちになるかもしれませんが、


怒るとは、顔を真っ赤にして大声で怒鳴るような激怒だけを
怒るとは言いません。


怒るにもたくさんの種類があって、仏教では・・・

    1)基本的な怒り(ドーサ):暗い気分・嫌な感じ
    2)激怒(ヴェーラ):表出せずにはいられないほど高まった怒り
    3)怨み(ウパナーハ):妄想によって自己増殖する怒り
    4)軽視(マッカ):人の良いところを見ずに欠点を探す
    5)張り合い(パラーサ):際限なく相手と戦う・つぶす
    6)嫉妬(イッサー):人と比較し、自分にないものを理不尽に思う
    7)物惜しみ(マッチャリヤ):自分の楽しみを他人にあげたくない
    8)反抗心(ドゥッバチャ):かたくなで、人の言葉を聞き入れない
    9)後悔(クックッチャ):過去の失敗を思い返す
    10)異常な怒り(ビャーパーダ):原因のない、破壊的な怒り


・・・これだけあると言われています。


さらに、もっと怒るの”芽”を考えれば、

 否定
 批判
 愚痴
 泣き言
 不平・不満
 悪口


も、怒っている状態です。

ここまで掘り下げてみるとけっこう見かけませんか、否定的な発言とか
チョッとした悪口とか。

私も思いっきり自戒を込めて書いているのですが、知らず知らずに
書いてしまうことがありますから気をつけないといけません。


特に時流に乗った批判なんかは書きがちです。

 民主党批判
 電力会社批判
 前田敦子批判

など・・・(^^;;;


やっちゃってませんかぁ~~(笑)


これら一見、正しい批判や悪口と思ってしまいがちですが
人間の深層心理(潜在意識?)では、正しいか間違いかではなく
批判や悪口を言う人に対して、

 「自分にもどこかで言われているんだきっと」
 「この人には近づかないでおこう」

と、関係を絶とうとしていくようです。



となれば、知らず知らずのうちに、良き仲間をつくるどころか
ドンドン人が離れていってしまう結果を招いてしまいます。

こうなったら、商売も仕事もマーケティングもあったもんじゃありません。

WEBマーケティング、特にソーシャルメディアでの”怒らないこと”の
大切さ伝わりましたでしょうか?(^^)


最後までお読み頂きありがとうございます。