ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
インターネットで道を開くために、伝えたい思いを綴ります。
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↑それは、コーヒーメーカーやろ!(^^;;;
(さぶい時に、さぶいボケと、さぶい突っ込み、すみませんm(_ _)m)
さて、気を取り直して・・・
先日のブログ「EC維新!」に、
中小製造業もネットショップも目指すところは”メーカー”であると、書きましたが、
さて、メーカーってそもそも何なのだろうか?
調べてみると以下のような答えがあった。
◎「有機又は無機の物質に、物理的、化学的変化を加えて新たな製品を製造し、
これを卸売する事業所」
とか
◎「原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業」
・・・どっちもピントこない(^^;;
一般的にいえば、メーカーとは、トヨタやパナソニック、カゴメ、ワコールなど、自動車や家電、食品、アパレルなどの大手メーカーを連想すると思う。
確かに、産業革命以降の20世紀は、大量生産・大量消費による物質的経済成長が豊かな世界をつくって来た事は間違いないですし、私も大変に恩恵にあずかり有難いことです。
しかし、これからはメーカーの概念をもう少し変えても良いのではないかと思っています。
私的な"メーカー"の定義ですが、今までの大手メーカーのように「原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業」といった大掛かりなものだけではなく・・・
新しい価値の創造と顧客の創造を、自らの力と相互協力によって実現していく人や組織(企業)が創りだし販売する、モノやサービス。
・・・こんな、イメージで考えています。
ですから、
いわゆるマーケットインの
「自らの情報発信やマーケティングで得た顧客ニーズに応える商品やサービス。」
でも、
プロダクトアウトの
「個人の熱い情熱から生み出されたオリジナル商品やサービス。」
であっても、
小さな商いであっても、
そういうことに、とらわれるのではなく、
モノあまりの時代に、心豊かにしてくれて、世のため人のために役立つ「モノやコト」を、創造できる人や組織を”メーカー”と呼びたいと思います。
皆さんにとっての”メーカー”って何ですか?
※メーカーを志す、あなたにお勧めのセミナーがあります!
⇒ 脱☆下請け!直販メーカーへの道!!
最後までお読みいただきありがとうございます。
以前にも紹介しましたが、私の友人が発行する
メルマガ「1分間で学ぶ松下幸之助さん」から得られた気づきです。
※上の本はこの記事とは直接関係ありません(^^;
『宇宙が味方の幸之助さん見方道』
自分や身のまわりに起こる現象はすべてゼロ、中立、ニュートラルなできごとです。
それを「プラス」や「感謝」に見ることができるかが、「見方道」です。
宇宙が味方の見方道。
幸之助さんの見方道エピソードを紹介します。
◎「税金の悟り」
大正10年(幸之助さん26歳)、松下電器に税務署が調査に入りました。
毎年正直に申告しているのに、税務署からすいぶん儲けているなあ、と言われます。
そのことに、心配になって2晩眠れない日が続きましたが、ふと考えつきます。
「自分のお金だと思うから、悩みも起こるのだ。」
そして、税務署にこう言います。
「よく考えてみると、このお金は全部国家のものです、 必要なだけ取ってください。」
すると、税務署もそこまでしなくてもと、調査は簡単にすみました。
◎「鬼門の門真地区に進出」
昭和8年(幸之助さん38歳)大阪の門真に本店を建設しようと計画をしていました。
しかし、世間から門真は大阪の東北で鬼門にあたるからやめたほうがいいという声が多くありました。幸之助さんも確かにそうだとは思っていましたが、簡単にあきらめるわけにもいきません。
どうしようかと考えていると、フッと考えつきました。
「東北にあたるのが鬼門であれば、日本の地形はどこに行っても鬼門ばかりではないか」
そう考えると鬼門を気にすることはないと、門真への進出を決定しました。
◎「不正を働く存在」
松下電器がまだ50人くらいの町工場だった頃の話です。
従業員のなかに不正を働くものがいました。
それを見つけた幸之助さんは、そのものにどう処分をしようかと考えていました。辞めさすことは簡単だが、せっかく松下電器で共に働いている人を辞めさすのは人情的にも気が向きませんでした。
どうしようかと考えていると、フッと頭に浮かんだものがありました。
「今、日本の罪人は何人いるのか。
天皇でさえも日本に罪人がいても、日本に住むことを許しているのに、小さな町工場のおやじがぜいたくを言うのは許されない。」
そう考えると、非常に気が楽になり、それからも大胆に人を使うことができました。
◎「使う立場の考え方」
戦後、松下電器に労働組合が結成され、賃上げの要求や、社長の解任など、過激な姿もありました。
それには幸之助さんも「これはたまらんなあ」とまいりそうになりました。
しかし、その時に幸之助さんはフト考えました。
「自分が人を使っていると思えば、これは苦労にちがいない。
しかし、考えようによってはこの人たちは全部お得意先ではないか。
お得意先というのはムリを言うものである。
だから、社員の人、労働組合の人もお得意先と思えば少々ムリを言ってきても、聞かなければいけない。
むしろ、ありがたいと思うくらいでなければいけない。」
そう考えると、心がスッとして、その後もあまり苦労と思わなくなりました。
このように現象は同じでも、見方を変えることで、幸之助さんは宇宙から味方をされていたのでしょう。
この記事を読ませて頂いて、経営の神様とよばれた、松下幸之助さんも「税務調査で2晩眠れない」など、日々起こる出来事や問題に、思い悩んでおられたんだなぁと、どこかほっとする気持ちになりました。
しかし、悩まれた後の答えがやはり凄いですね。
私利私欲なく、周りに喜ばれる、世のため人のためになる方向性で問題を解決されるエピソードは、まさに松下幸之助さんの悟りであり、こうした悟りは、現代を生きる私たち経営者にとっても、「経営者の悟り」そのものではないでしょうか?
私も、経営者のはしくれとして、一つづつ「経営者の悟り」を積み重ねて参ります!
みなさんの経営者としての悟りはなんですか?
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか~♪
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか~♪
み~~んな悩んで大きくなった(^^)v
最後までお読みいただきありがとうございます。
尊敬する二人の先輩経営者から同じ趣旨のお話を続けてお聴きする機会に恵まれた。
どちらの経営者も基本の商いは小売業ですが、お二人とも、生産者や仕入先に対しての愛を強く感じます。
いつも不況や自然災害などの悪影響は、生産者や農家、製造者へ強く及ぶことが多い、だから、”商人(あきんど)”は、いつも仕入れ先を大切にすることを考え、どうしたら、誠実な生産者や製造者の商品を安定して購入できるか、買い支えることが出来るかを常に考え、実践されている。
まさに、「高く買う」実践です。
そして、買っていただくお客さま(消費者)に、どうしたら安く買っていただけるか(ご利益を得ていただけるか)を考え、自らはつつしみ精進する。
ところが・・・
如何にして売上を上げるか?
如何にして利益を上げるか?
だけを追求し過ぎると、どうしても、買い叩いてでも、安く仕入れ、出来るだけ高く売る、思考回路しか働かなくなってしまう。
もちろん、「高く仕入れて、安く売る」を追求しすぎて、自分の利益が無くなってしまっては、商いが続けられず元も子もないので、利益を生み出し続けることとのバランスが重要となります。
ただ、バランスのとり方が、私が出会った多くの素敵な経営者は、「高く仕入れて、安く売る」スタンスでの商いを基軸として、その中できっちりと利益を出されていらっしゃる方ばかりです。
売上至上主義や自社の利益至上主義では、経営者も素敵な人間には成長できないのかな?と思います。
そして、「高く仕入れて、安く売る」商いで利益を出し、しっかりと納税し、商売を継続していくことが、自然と社会貢献に繋がり、それが世間よしとなって、”売り手よし、買い手よし、世間よし(三方よし)”となるのでしょう。
真の商いの原点は、「高く仕入れて、安く売る」から始まるのではないでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございます。
昨日のブログ(2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!)で、
「中小企業は地道に、市場創造、市場開拓しかない。」
・自社の”売り”が何かを客観的に分析し
・伝えるマーケティングを実践する。
・さらに、中小企業は連携を重視せよ!
と、書かせて頂きましたら、「中小企業は連携を重視せよ!」の一文への反応が特に良かったので、膨らませて書いてみたいと思います(^^)
なぜ今、”連携や繋がり”・”ご縁や絆”といったキーワードに、惹きつけられるのか?
これは、長く生きてきた資本主義社会、特に市場原理主義が強くはたらく現在に対する違和感ではないかと思います。
人間としての成長も、企業の成長も、
競争して抜きん出ること
戦って勝ち取ること
売上を上げて会社を大きくすること
など、競争や戦いによって相対的に勝つこと、結果を出すこと、評価されることが、価値であり成長であると思わされてきたことに違和感を覚え始めたからだと思う。
たぶんこの違和感こそが、私たち人間が本来あるべき姿へのアプローチであり、
先人たちの言葉にも多くちりばめられていて、後世に伝えたかったことなのではないだろうか。
~ユング~
・人間の精神は深いところでつながっている。
・私たちはさまざまな時代の、多くの人々から、心を受け継いでいるのだ。
~アインシュタイン~
・私の精神的ならびに物質的生活は、他者の労働の上に成り立っている。
・人は、深く考えなくても、周りの人のために生きていることがわかります。
~ラブロック(ガイアの仮説)~
・地球そのものが生きている一つの大きな生命体である。
・助け合い、譲り合い、分かち合いの三つの「合い」が成長の原動力。
~近江商人~
・三方よし
~松下幸之助さん~
・自然の理法に従うこと
・共存共栄に徹すること
~お釈迦さま~
・因果の法則。すべては縁りておこる。
いかがでしょうか?
これからは人生においても、会社経営においても、「和を以て貴しとなす」で、お互いが協力し合って、連携して、すべてを味方にしていく生きかたを貫いていこうと思います。
皆さん、こんな価値観の私と一緒に、何か連携してやらかしませんか?(笑)
最後までお読み頂きありがとうございます。
昨日は、立教大学教授で、日本を代表する経済学者であります、山口義行さんのお話を、「スモールサン・ゼミOSAKA」で訊いてきました。
※スモールサンは、山口先生が主催する中小企業支援のネットワークです。
山口先生のお話を訊かせて頂くのはこれで4回目になりますが、いつも中小企業経営者向けに、世界経済の動向、それに影響を受ける日本経済の状況から、私たち経営者が何をしていけば良いのか?のヒントがたくさんあって、いつも楽しみにしています。
さらに、今回は年初ということもあって、とても示唆にとんだお話しを伺うことが出来た。
ありがとうございます。
【2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!】
2012年をひもとくキーワードは2つ。
バブルレスエコノミー(バブルなき経済)と、ソブリン不況(国が経済に冷水を浴びせる)。
1)バブルレスエコノミー
世界のどこかでバブルが起きて、それを拠り所に、先進国の経済成長を生み出してきた25年。
1980年代の日本の株式バブルや不動産バブルから始まって、アメリカのITバブル、住宅バブル。はたまた中国をはじめとする新興国のバブルが、次々に起ってきたが、ついに、リーマンショックが「バブルリレー」に終止符を打つ。
以降4年間世界中のどこにもバブルが起きていない状況が続いている。2012年もバブルが発生する見込みがない。
このような、5年以上バブルが起きないのは、まさに、バブルなき低成長時代、「未体験ゾーン」である。
先進国の経済成長を生み出す要因がなくなっているのである。
さらに・・・
2)ソブリン不況
国が経済に冷水を浴びせる未体験ゾーン。
バブルがなくなり、資金の投機先を失った、アメリカを中心とした世界の投機筋が、国債の空売りやCDSを投機の対象にしてきていることから、ギリシャやイタリアの問題を発生させている。
この投機筋に狙われるを恐れて、増税と緊縮経済により、国家が経済に冷水を浴びせる「未体験ゾーン」へ突入した。
というような、2012年も経済的には閉塞状況が続く、あまり明るくないお話しであったのですが、私的にはこういう状況においての、中小企業あり方、取り組むべき道筋をお訊きしたところ、
またまたワクワクしてしまいました!
山口先生曰く・・・
「中小企業は地道に、市場創造、市場開拓しかない。」
・自社の”売り”が何かを客観的に分析し
・伝えるマーケティングを実践する。
・さらに、中小企業は連携を重視せよ!
であった。
これは、私たち株式会社創が、WEBマーケティングによって、中小製造業さんや中小企業さんへ、提供しようとしているサービスの本質であります。
今まで取り組んできたこと、これからさらに力を入れていこうとしている事へ、最高のエールを頂けたようで、とても嬉しく、また、やる気と共に、ワクワクとした気持ちにさせていただきました。
山口先生、スモールサン・ゼミOSAKAの皆さん、ありがとうございました!
皆さん、市場創造に取り組んでいますか?
最後までお読み頂きありがとうございます。
2012年02月01日(水)更新
メーカーって何だろう?
↑それは、コーヒーメーカーやろ!(^^;;;
(さぶい時に、さぶいボケと、さぶい突っ込み、すみませんm(_ _)m)
さて、気を取り直して・・・
先日のブログ「EC維新!」に、
中小製造業もネットショップも目指すところは”メーカー”であると、書きましたが、
さて、メーカーってそもそも何なのだろうか?
調べてみると以下のような答えがあった。
◎「有機又は無機の物質に、物理的、化学的変化を加えて新たな製品を製造し、
これを卸売する事業所」
とか
◎「原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業」
・・・どっちもピントこない(^^;;
一般的にいえば、メーカーとは、トヨタやパナソニック、カゴメ、ワコールなど、自動車や家電、食品、アパレルなどの大手メーカーを連想すると思う。
確かに、産業革命以降の20世紀は、大量生産・大量消費による物質的経済成長が豊かな世界をつくって来た事は間違いないですし、私も大変に恩恵にあずかり有難いことです。
しかし、これからはメーカーの概念をもう少し変えても良いのではないかと思っています。
私的な"メーカー"の定義ですが、今までの大手メーカーのように「原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業」といった大掛かりなものだけではなく・・・
新しい価値の創造と顧客の創造を、自らの力と相互協力によって実現していく人や組織(企業)が創りだし販売する、モノやサービス。
・・・こんな、イメージで考えています。
ですから、
いわゆるマーケットインの
「自らの情報発信やマーケティングで得た顧客ニーズに応える商品やサービス。」
でも、
プロダクトアウトの
「個人の熱い情熱から生み出されたオリジナル商品やサービス。」
であっても、
小さな商いであっても、
そういうことに、とらわれるのではなく、
モノあまりの時代に、心豊かにしてくれて、世のため人のために役立つ「モノやコト」を、創造できる人や組織を”メーカー”と呼びたいと思います。
皆さんにとっての”メーカー”って何ですか?
※メーカーを志す、あなたにお勧めのセミナーがあります!
⇒ 脱☆下請け!直販メーカーへの道!!
最後までお読みいただきありがとうございます。
2012年01月27日(金)更新
経営者の悟り。
以前にも紹介しましたが、私の友人が発行する
メルマガ「1分間で学ぶ松下幸之助さん」から得られた気づきです。
※上の本はこの記事とは直接関係ありません(^^;
『宇宙が味方の幸之助さん見方道』
自分や身のまわりに起こる現象はすべてゼロ、中立、ニュートラルなできごとです。
それを「プラス」や「感謝」に見ることができるかが、「見方道」です。
宇宙が味方の見方道。
幸之助さんの見方道エピソードを紹介します。
◎「税金の悟り」
大正10年(幸之助さん26歳)、松下電器に税務署が調査に入りました。
毎年正直に申告しているのに、税務署からすいぶん儲けているなあ、と言われます。
そのことに、心配になって2晩眠れない日が続きましたが、ふと考えつきます。
「自分のお金だと思うから、悩みも起こるのだ。」
そして、税務署にこう言います。
「よく考えてみると、このお金は全部国家のものです、 必要なだけ取ってください。」
すると、税務署もそこまでしなくてもと、調査は簡単にすみました。
◎「鬼門の門真地区に進出」
昭和8年(幸之助さん38歳)大阪の門真に本店を建設しようと計画をしていました。
しかし、世間から門真は大阪の東北で鬼門にあたるからやめたほうがいいという声が多くありました。幸之助さんも確かにそうだとは思っていましたが、簡単にあきらめるわけにもいきません。
どうしようかと考えていると、フッと考えつきました。
「東北にあたるのが鬼門であれば、日本の地形はどこに行っても鬼門ばかりではないか」
そう考えると鬼門を気にすることはないと、門真への進出を決定しました。
◎「不正を働く存在」
松下電器がまだ50人くらいの町工場だった頃の話です。
従業員のなかに不正を働くものがいました。
それを見つけた幸之助さんは、そのものにどう処分をしようかと考えていました。辞めさすことは簡単だが、せっかく松下電器で共に働いている人を辞めさすのは人情的にも気が向きませんでした。
どうしようかと考えていると、フッと頭に浮かんだものがありました。
「今、日本の罪人は何人いるのか。
天皇でさえも日本に罪人がいても、日本に住むことを許しているのに、小さな町工場のおやじがぜいたくを言うのは許されない。」
そう考えると、非常に気が楽になり、それからも大胆に人を使うことができました。
◎「使う立場の考え方」
戦後、松下電器に労働組合が結成され、賃上げの要求や、社長の解任など、過激な姿もありました。
それには幸之助さんも「これはたまらんなあ」とまいりそうになりました。
しかし、その時に幸之助さんはフト考えました。
「自分が人を使っていると思えば、これは苦労にちがいない。
しかし、考えようによってはこの人たちは全部お得意先ではないか。
お得意先というのはムリを言うものである。
だから、社員の人、労働組合の人もお得意先と思えば少々ムリを言ってきても、聞かなければいけない。
むしろ、ありがたいと思うくらいでなければいけない。」
そう考えると、心がスッとして、その後もあまり苦労と思わなくなりました。
このように現象は同じでも、見方を変えることで、幸之助さんは宇宙から味方をされていたのでしょう。
この記事を読ませて頂いて、経営の神様とよばれた、松下幸之助さんも「税務調査で2晩眠れない」など、日々起こる出来事や問題に、思い悩んでおられたんだなぁと、どこかほっとする気持ちになりました。
しかし、悩まれた後の答えがやはり凄いですね。
私利私欲なく、周りに喜ばれる、世のため人のためになる方向性で問題を解決されるエピソードは、まさに松下幸之助さんの悟りであり、こうした悟りは、現代を生きる私たち経営者にとっても、「経営者の悟り」そのものではないでしょうか?
私も、経営者のはしくれとして、一つづつ「経営者の悟り」を積み重ねて参ります!
みなさんの経営者としての悟りはなんですか?
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか~♪
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか~♪
み~~んな悩んで大きくなった(^^)v
最後までお読みいただきありがとうございます。
2012年01月26日(木)更新
真の”商人”は、高く仕入れて安く売る!
尊敬する二人の先輩経営者から同じ趣旨のお話を続けてお聴きする機会に恵まれた。
どちらの経営者も基本の商いは小売業ですが、お二人とも、生産者や仕入先に対しての愛を強く感じます。
いつも不況や自然災害などの悪影響は、生産者や農家、製造者へ強く及ぶことが多い、だから、”商人(あきんど)”は、いつも仕入れ先を大切にすることを考え、どうしたら、誠実な生産者や製造者の商品を安定して購入できるか、買い支えることが出来るかを常に考え、実践されている。
まさに、「高く買う」実践です。
そして、買っていただくお客さま(消費者)に、どうしたら安く買っていただけるか(ご利益を得ていただけるか)を考え、自らはつつしみ精進する。
ところが・・・
如何にして売上を上げるか?
如何にして利益を上げるか?
だけを追求し過ぎると、どうしても、買い叩いてでも、安く仕入れ、出来るだけ高く売る、思考回路しか働かなくなってしまう。
もちろん、「高く仕入れて、安く売る」を追求しすぎて、自分の利益が無くなってしまっては、商いが続けられず元も子もないので、利益を生み出し続けることとのバランスが重要となります。
ただ、バランスのとり方が、私が出会った多くの素敵な経営者は、「高く仕入れて、安く売る」スタンスでの商いを基軸として、その中できっちりと利益を出されていらっしゃる方ばかりです。
売上至上主義や自社の利益至上主義では、経営者も素敵な人間には成長できないのかな?と思います。
そして、「高く仕入れて、安く売る」商いで利益を出し、しっかりと納税し、商売を継続していくことが、自然と社会貢献に繋がり、それが世間よしとなって、”売り手よし、買い手よし、世間よし(三方よし)”となるのでしょう。
真の商いの原点は、「高く仕入れて、安く売る」から始まるのではないでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございます。
2012年01月12日(木)更新
連携しませんか?~連携とは同志のつながりだから♪~
昨日のブログ(2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!)で、
「中小企業は地道に、市場創造、市場開拓しかない。」
・自社の”売り”が何かを客観的に分析し
・伝えるマーケティングを実践する。
・さらに、中小企業は連携を重視せよ!
と、書かせて頂きましたら、「中小企業は連携を重視せよ!」の一文への反応が特に良かったので、膨らませて書いてみたいと思います(^^)
なぜ今、”連携や繋がり”・”ご縁や絆”といったキーワードに、惹きつけられるのか?
これは、長く生きてきた資本主義社会、特に市場原理主義が強くはたらく現在に対する違和感ではないかと思います。
人間としての成長も、企業の成長も、
競争して抜きん出ること
戦って勝ち取ること
売上を上げて会社を大きくすること
など、競争や戦いによって相対的に勝つこと、結果を出すこと、評価されることが、価値であり成長であると思わされてきたことに違和感を覚え始めたからだと思う。
たぶんこの違和感こそが、私たち人間が本来あるべき姿へのアプローチであり、
先人たちの言葉にも多くちりばめられていて、後世に伝えたかったことなのではないだろうか。
~ユング~
・人間の精神は深いところでつながっている。
・私たちはさまざまな時代の、多くの人々から、心を受け継いでいるのだ。
~アインシュタイン~
・私の精神的ならびに物質的生活は、他者の労働の上に成り立っている。
・人は、深く考えなくても、周りの人のために生きていることがわかります。
~ラブロック(ガイアの仮説)~
・地球そのものが生きている一つの大きな生命体である。
・助け合い、譲り合い、分かち合いの三つの「合い」が成長の原動力。
~近江商人~
・三方よし
~松下幸之助さん~
・自然の理法に従うこと
・共存共栄に徹すること
~お釈迦さま~
・因果の法則。すべては縁りておこる。
いかがでしょうか?
これからは人生においても、会社経営においても、「和を以て貴しとなす」で、お互いが協力し合って、連携して、すべてを味方にしていく生きかたを貫いていこうと思います。
皆さん、こんな価値観の私と一緒に、何か連携してやらかしませんか?(笑)
最後までお読み頂きありがとうございます。
2012年01月11日(水)更新
2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!
昨日は、立教大学教授で、日本を代表する経済学者であります、山口義行さんのお話を、「スモールサン・ゼミOSAKA」で訊いてきました。
※スモールサンは、山口先生が主催する中小企業支援のネットワークです。
山口先生のお話を訊かせて頂くのはこれで4回目になりますが、いつも中小企業経営者向けに、世界経済の動向、それに影響を受ける日本経済の状況から、私たち経営者が何をしていけば良いのか?のヒントがたくさんあって、いつも楽しみにしています。
さらに、今回は年初ということもあって、とても示唆にとんだお話しを伺うことが出来た。
ありがとうございます。
【2012年、世界と日本の経済は未体験ゾーンに突入する!】
2012年をひもとくキーワードは2つ。
バブルレスエコノミー(バブルなき経済)と、ソブリン不況(国が経済に冷水を浴びせる)。
1)バブルレスエコノミー
世界のどこかでバブルが起きて、それを拠り所に、先進国の経済成長を生み出してきた25年。
1980年代の日本の株式バブルや不動産バブルから始まって、アメリカのITバブル、住宅バブル。はたまた中国をはじめとする新興国のバブルが、次々に起ってきたが、ついに、リーマンショックが「バブルリレー」に終止符を打つ。
以降4年間世界中のどこにもバブルが起きていない状況が続いている。2012年もバブルが発生する見込みがない。
このような、5年以上バブルが起きないのは、まさに、バブルなき低成長時代、「未体験ゾーン」である。
先進国の経済成長を生み出す要因がなくなっているのである。
さらに・・・
2)ソブリン不況
国が経済に冷水を浴びせる未体験ゾーン。
バブルがなくなり、資金の投機先を失った、アメリカを中心とした世界の投機筋が、国債の空売りやCDSを投機の対象にしてきていることから、ギリシャやイタリアの問題を発生させている。
この投機筋に狙われるを恐れて、増税と緊縮経済により、国家が経済に冷水を浴びせる「未体験ゾーン」へ突入した。
というような、2012年も経済的には閉塞状況が続く、あまり明るくないお話しであったのですが、私的にはこういう状況においての、中小企業あり方、取り組むべき道筋をお訊きしたところ、
またまたワクワクしてしまいました!
山口先生曰く・・・
「中小企業は地道に、市場創造、市場開拓しかない。」
・自社の”売り”が何かを客観的に分析し
・伝えるマーケティングを実践する。
・さらに、中小企業は連携を重視せよ!
であった。
これは、私たち株式会社創が、WEBマーケティングによって、中小製造業さんや中小企業さんへ、提供しようとしているサービスの本質であります。
今まで取り組んできたこと、これからさらに力を入れていこうとしている事へ、最高のエールを頂けたようで、とても嬉しく、また、やる気と共に、ワクワクとした気持ちにさせていただきました。
山口先生、スモールサン・ゼミOSAKAの皆さん、ありがとうございました!
皆さん、市場創造に取り組んでいますか?
最後までお読み頂きありがとうございます。
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