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2013年05月11日(土)更新

お客さまは神様ですか?

三波春夫 歌の心 大全集


お客さまは神様か?

と、昨日のとある勉強会で話題となりまして、結論としては「お客さまは神様ではなく、大切なパートナーである」と話はまとまり私も納得していました。

ちなみに、「お客さまは神様です」の元祖、三波春夫さんのWEBサイトには以下のような記述がある。


「三波春夫にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。客席にいらっしゃるお客様とステージに立つ演者、という形の中から生まれたフレーズです。三波が言う「お客様」は、商店や飲食店などのお客様のことではないのです。
 しかし、このフレーズが真意と離れて使われる時には、例えば買い物客が「お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?」と、い う感じ。店員さんは「お客様は神様です、って言うからって、お客は何をしたって良いっていうんですか?」という具合。
 俗に言う“クレーマー”の恰好の言いわけ、言い分になってしまっているようです。元の意味とかけ離れた使われ方ですから私が言う段ではありませんけれ ど、大体クレーマーたるや、「お客様」と「様」を付けて呼んで貰えるような人たちではないと思います。サービスする側を 見下すような人たちには、様は付かないでしょう。
 三波春夫の舞台を観るために客席に座る方々の姿は、『三波の歌を楽しもう、ショウを観てリフレッシュしよう』と、きちんと聴いてくださった「お客様」だったのです。」


このように、お金を払うお客さまだからといって、すべてを神様扱いするのはおかしいですし、互いに尊重しあう対等なパートナーと考えるのが間違いない。

ただ、その後の飲み会(2次会)でお酒も入ったこともあり、また違う考えが浮かんだ?降りてきた?のでここに書き留めておこうと思います。


たとえば、

 クレームを言うお客さま。
 横柄な態度をとるお客さま。
 何かとちゅうもんをつけたり返品が多いお客さま。
 金払いが悪い、もしくは払わないお客さま。

などなど・・・

快く思えないお客さまって、必ずいらっしゃいますが、

ここで、神様の定義を「教えをくださる存在」とした場合には

すべてのお客さまが神様になると思えたのです。

気持ちよく接してくださるお客さまはもちろん、クレームを言うお客さまも、金払いが悪い、もしくは払わないお客さまも、私に対して何らかの教えをくださり、往く道を示してくださっていると思えば、すべてのお客さまは神様であると思うのです。

こう考えると、お客さまだけではなく、関わるすべての人。
人だけじゃないですね、関わるすべてが「教えをくださる存在」であるので神様となりますね。

ということで、結論。

 「お客さまは神様です(^^)」




あっ!
こんなことをゆっくり語り合いたい方も、初夏の琵琶湖にお越しくださいm(_ _)m
「オフラインサミット2013」 最高の出会いが待っています!!




神様、最後までお読み頂きありがとうございます。





2013年04月01日(月)更新

下請けが悪いわけじゃない。


 
「下請け」って言葉の響きは良くないですが、私は下請け自体が悪いとは思っていません。


 「下請け体質」

に、陥っているとしたら、そこに問題があると思うのです。

下請けという言葉の響きの問題は別にして、仕事というものはそもそもすべて一人で出来ることはなく、どこか、何かで協力し合ってするものですから、OEM製造請負でも、建設業の請負仕事にしても、部品加工業や賃加工業にしても問題ないわけです。


でも、長年の協力関係が、依存関係になっているとしたら、そこに問題があります。


いわゆる 「下請け体質」です!

 ・価格決定権がない。
 ・自らお客さまを増やせていない。
 ・マーケティングって何?
 ・ブランドって”LOUISVUITTON”のこと??
 ・自社製品や商品の開発なんてやったことない!

などなど、協力関係にある会社さんからの仕事に頼りきっている状況が危険なのです。


以前のように、日本の経済が全体的に大きくなっていたときは、どこか大手企業などに依存することでも十分やっていけました。

しかし今や、経済全体が縮小傾向であったり、市場がドンドン細分化されている時代はわけが違います。


 自らお客さまを増やす力を持つ。
 自立し価格決定権を持つ。
 自社開発製品や商品を持つ。

などなど、自立したメーカーへ、自社ブランドへ、と、小さくても良いので成長していかないと未来がないと思うのです!

というか、

 メーカーや自社ブランドとして自立すると・・・

 楽しいんです!
 やりがいが生まれるんです!
 社員さんも活き活きと働けるんです!




ぜひ、自社の在り方を今一度見直し

 「下請け体質」

になっていないか確認してみてください。


あっ!WEBマーケティングの切り口からですが・・・

 >>ずっと下請け体質でいたいですか? という脱下請け体質。メーカーを目指す講座やります!

・・・宜しければご参加ご検討下さい。



最後までお読みいただきありがとうございます。




 



2012年07月18日(水)更新

CSRの源流「三方良し」

近江商人学入門―CSRの源流「三方よし」 (淡海文庫 (31))

CSRとは・・・

「企業の社会的責任(きぎょうのしゃかいてきせきにん / 英記:CSR: Corporate Social Responsibility)とは、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をすることを指す。 」by wikipedia


と、まあ、企業の社会的責任なんて難しい話しになるのですが、CSRの源流が「三方よし」にあると聞いて、滋賀県人としては嬉しい気持ちになる。



私自身は、商家の出でもないですし、近江商人の末裔かどうかは定かではありませんが、おかげさまで県外でのお仕事をたくさん頂いているのは事実です。天秤棒をかついで行商しているわけではありませんが(^^;

セミナーや講座のお仕事だけでも、今年は、北九州・高知・岡山・大阪・三重・愛知・富山・新潟・・・と、ありがたいことに全国各地からご依頼を頂いています。


これは一つには、私がとっているポジショニングやコンセプト(中小製造業のWEBマーケティングの専門家)にトンガリがあることで、選ばれている部分もあるとは思いますが、もう一つ要素があるのではないかとこの本を読みながら感じていました。

CSR「企業の社会的責任」とまでのたいそうなことではないのですが(^^;;


私なりに、「三方よし:売り手よし・買い手よし・世間よし」の”世間よし”をいつも意識して情報発信し、それなりに実践しているからではないかと思うのです。



このブログを書くときも、FacebookやTwitterでつぶやくときも、出来る限り、一方向的ではなく、周りのすべての人に喜んで頂けるように意識して実践しているからかなと思います。

これは反面、当たり障りの無い内容の乏しい情報になっているかもしれないのですが、これからも私のスタイルとして続けて行こうと思います。


 【村上肇、情報発信ポリシー】

 ”世間よし”の情報発信と実践!


みなさんの情報発信ポリシーはなんですか?



最後までお読み頂きありがとうございます。





2012年07月17日(火)更新

AKB48から中小企業は学ばなきゃ!

真夏のSounds good!【多売特典生写真無し】(Type A)(数量限定生産盤)

暑いですねぇ~~!
夏ですからこういう写真も良いでしょ♪


さて、最近いろんなニュースがありますが、原発問題とか消費税UPとか中学生のいじめ自殺問題とか、確かに考えなくっちゃいけない大事なな問題とは思いますが、私はもうちょっと中小企業の経営者が明るくなるようなニュースに焦点をあててみます!

と言うことで、「AKB48の総選挙」に注目です!!(やや旬を過ぎてますが(^^;)

何に注目かといいますと、人数の多さです。
今年の総選挙には237名が出てるんです。


もちろん、AKBだけじゃなくSKEとかNMBとかも含まれますが、それにしてもスゴイ人数です。

私たちの時代で言えば、山口百恵さん桜田淳子さんとかグループでも3人組のキャンディーズがその時代の数年間スーパーアイドルとして君臨しているものでした。

もっと昔になれば、美空ひばりさんとか石原裕次郎さんなどのスーパースターが長年君臨していました。


要するに、237人もの選択肢を必要としていなかったのです。

これは今の時代が、「成熟社会」である顕著な現われだと私は感じています。

戦後モノも無く、心もすさんでいたときに、焼け野原の中で、美空ひばりさんの歌声が聴こえたなら、当時の日本人はその天才少女にみんな癒されたのでしょう。


ですから、そんなに多くの選択肢を必要としなかったんだと思います。


しかし、今の時代は、モノはあふれ、情報は洪水のごとく流れる、まさに「成熟社会」ですので、私たちのニーズは多様化しあらゆる市場が細分化してきています。


それを象徴する出来事としてAKBの総選挙をとらえています。

例えば、今年の総選挙で、50位だった女の子の名前を言える方いらっしゃいますか?


 「石田 晴香」ちゃんって言います(^^)

私ももちろん知らなかったのですが(^^;
なんとこの子で、「6333票」獲得しているのです。
有料の投票資格でです。


237人の中で、「
石田 晴香」ちゃんが一番好きと言ってくれるファンが6333人いるってことです。


これは、成熟社会になって市場が細分化していることに加え、明らかにソーシャルメディア(インターネット)によって実現されていることです。

マスメディアの時代では、50番目の彼女が選ばれて残ることは出来なかったでしょう。
彼女だけでなくAKBのメンバーほぼ全員が(全部調べていません(^^;)ブログを書き、SNSで情報発信しています。


そうです、春香ちゃんはソーシャルメディアによって、細分化された市場、この場合はニッチなファン層を見事に開拓しているのです。

また、1位から64位までの票数の割れ方(ばらけかた)をみても成熟社会、ソーシャルメディア時代を感じます。


さて、これを自分の会社やお店に置き換えて考えてみましょう。


 製造業だったら、あなたの会社に加工を依頼したいんです!
            あなたの製品じゃないとダメなんです!
            御社の品質を信頼しているんです!



   とか、

 小売業だったら、あなたから買いたいんです!
            あなたがお勧めしてくれるなら買います!



   とは、

 飲食業なら、あなたに会いたいからまたお店にいきますね!
         あたなの料理が食べたいから行くんです!



このように、6333人から言っていただける会社やお店になったら、どんなに素敵な商いができることでしょう。
そう、さらに600人、60社でも十分に素敵な商いが出来るかもしれない。

想像してみて下さい。
ワクワクしてきませんか?

みんなが輝ける時代になったのですよ!


もう、戦って、奪い合って、シェアをとるような発想を捨てましょう。


これからの成熟社会では、細分化された市場(マーケット)がドンドン増えてきます。
そのマーケットをソーシャルメディアをしっかり使って開拓していきましょう。

そして、あなたを、あなたの会社を、あなたのお店を、大好きになって下さったお客さまと末永い素敵な商いを継続して行こうではありませんか!


あなたには、大好きな、相思相愛のお客さまは何人いらっしゃいますか?


最後までお読み頂きありがとうございます。



※AKB総選挙結果⇒http://www.akb48.co.jp/sousenkyo/
※石田春香ちゃんブログ⇒http://ameblo.jp/ishidaharuka-blog/




2012年06月28日(木)更新

中小企業はコストダウン目的で海外進出しない。





















2年前から、韓国に100%出資の子会社を設立し海外進出を果たされました、株式会社サワダ製作所の澤田社長に、韓国サワダの工場見学会をお願いし実現しました。

澤田さん、何から何までお世話になりました。
ありがとうございました!


さて、みなさん、日本の製造業が海外に進出する目的とは

 「安い人件費を求めてコストダウンのために」

と、思われてはいないでしょうか?


私も今までその認識でした。

ただ、安い人件費を求めて、中国へ進出したけれど、中国も人件費が上がってきたんで今度はベトナムへ、タイへ、はたまたミャンマーへ・・・

などと「安い」を求めて行動をすることに違和感を感じていたことも事実でした。




















そんな中、韓国サワダさんを訪問させていただき、澤田社長に詳しい海外進出のお話しをお聴きする機会を得て、私の中で中小製造業の海外進出のあり方を再認識させて頂ける素晴らしい機会を得ました。


澤田社長(写真:右端)が、海外進出を決意されたのは、チャン副社長(写真:中央の女性)との出会いがすべてであったとおっしゃいます。

チャン副社長のサワダ製作所と共に、韓国で液面計を製造し、世界一の液面計メーカーをつくりたい!という熱意に打たれて意思決定されました。

もちろん、経営者としてリスクヘッジもしっかり考え、行動されていますが、良きご縁を一番大切にして、国境を越えた素晴らしい人間関係を基盤として海外展開をされています。

このことは、韓国サワダの経営理念の以下の一文にすべてが物語られています。

 「韓国と日本の友愛と連携」

本当に素晴らしいことと感動しました!


グローバル化の名のもとに、国際競争にはどんな手段、コストカットを行ってでも勝ち抜かなければならないといった考えが、大企業を中心に主流になっていますが、中小企業には違う道があるんだと気付かせて頂けたことが今回の韓国での最大の収穫でした。


本来日本人は、

 ご縁を大切にする(縁起)
 三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)
 和を以て貴しとなす

といった、思想・精神のもと商いを行ってきた民族であったはずです。

成熟社会となり、市場が細分化し、ソーシャルメディアで人と人とが”つながりっぱなし”になった今こそ、海外展開のビジネスでも本来の姿を取り戻す時代に入ったのではないでしょうか?











最後に、この素晴らしい韓国での学びを共に体験いただきました、e製造業の会・経営者会報ブログ会員さまはじめ良き仲間に心より感謝いたします。

ありがとうございます。



最後までお読みいただきありがとうございます。








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