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突き動かされたものは?

投稿日時:2011/10/12(水) 08:52rss

一昨日のブログで、スティーブ・ジョブス氏がアラン・ケイ氏の開発した、パソコンの原型「Alto(アルト)」や、Dynabook構想に出会い、衝撃を受け突き動かされて今のアップルを築いて言ったのでは!などと書きましたが・・・

そのアラン・ケイ氏は、「Alto(アルト)」の開発や、Dynabook構想を創り出すにあたり影響を受け突き動かされていたもの(思想)があったようです。



グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成
グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成


マーシャル・マクルーハン氏のメディアの法則、メディア論でした。

”メディアはメッセージである”
要はメディアが人を変える、世の中を変える、産業革命も印刷技術が生み出され”活字メディア”が登場したことの影響が大きいという。

このことから、次に起こる”電子メディア(インターネット)”の登場が新たな情報革命(第2次産業革命)を起こすであろうと予測し、考え出されたのがDynabook構想であり、Altoであった。コンピュータを優れた電子計算機から、”電子メディア(インターネット)”で、人と人とを繋ぐコミュニケーションツールへ発展させようと構想したのです。


このように、グーデンベルグの銀河系を読みふけったアランケイ氏によるDynabook構想から読み取れる考え方は、マクルーハン氏の影響を強く感じます。

「ケイの構想したダイナブックとは、GUIを搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、子供に与えても問題ない低価格なものである。同時に、文字のほか映像、音声も扱うことができ、それを用いる人間の思考能力を高める存在であるとした。

また、構想の時点ですでにネットワークやマルチフォントに対応することが想定されており、実際、その後作られた暫定的な実装(後述)にも、今でこそ当たり前だが当時としては斬新なマルチウインドウやメニューなどと共に取り入れられた。1977年の「Personal Dynamic Media」という論文に実現されたそれらの機能の詳細が記されている。Wikipediaより。」



そして、この流れは、スティーブ・ジョブス氏のマッキントッシュの開発、ビルゲイツのwindowsへとつながり、さらにipod⇒iPhone⇒ipadとつながりDynabook構想が現実のものとなったのです。


マクルーハンが与えた衝撃によって多くの偉大な人物が突き動かされ、現在のインターネット”つながりっぱなし”の世界が出来上がったわけです。



さて、私も1997年に実はマクルーハンの衝撃により突き動かされている一人なんです・・・

ここまで来たインターネットビジネス最前線―すべては「マクルーハンの法則」にあった (クレスト選書)
ここまで来たインターネットビジネス最前線―すべては「マクルーハンの法則」にあった (クレスト選書)


15年前、インターネットでビジネスを始めるときに読みふけった本でした。
今読み返しても新鮮で刺激を受けています。


ところで、1997年といえば、スティーブ・ジョブス氏がアップルに復帰し現在の快進撃を始めた年であり、楽天市場が出店数13店舗でスタートした年でもある。


では、私の場合は・・・

 大器晩成型ということにしておきたいと思います(^^;;




みなさん、今何に突き動かされていますか!?


最後までお読み頂きありがとうございました!






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